2月19日(入院18日目)「親としての意地」

改めて決意した事がある

「子供達には今回の闘病の事は言わない」という事を再度決意した。

がん(癌)と診断され入院と闘病をするにあたり、元妻には病状のことなどは伝えておいた。

その上で
「子供達には言わないでおこうと思っている事。
理由は子供達に余計な心配をかけたくないから。
そして万が一があった時は元妻の方から子供達に上手に伝えてほしいと思っている」という事を相談した。
元妻も「子供達の性格や状況を考えると今は言わない方が良いと思う」と意見に賛成してくれた。

本当に自分に万が一があったら、元妻が上手に伝えてくれるであろう事も、子供たちが納得してくれるであろう事も信じていたので心配はない。

3人いる子供はそれぞれ20歳前後に達しているが、特に長女はパパっ子で心配性、そして次男が2月にまさに大学受験を迎える時期。それぞれの人生を頑張って楽しく生きてほしい。

子供たちに病状をいわないこと。そして万が一の際の子供へ伝える役目は元妻に任せていることは、両親や今のパートナーにも言ってある。

そして、今回緊急搬送という命の危機に面して改めて思った。

自分が病状に臥せっている姿、横になっている姿、弱っている姿、これはやはり子供には見せたくないと再度思った。


そして昨日嬉しい知らせが来た。
次男が無事に大学入試で志望校に合格したとのこと。
なかなか一つの事を継続できない性格の次男が、今回初めてといって良いくらいに受験には頑張っていた。
そして結果も出すことができた。本当に嬉しい限りである。


子供達を信用していないわけではない。

だけど、やはり自分にとっては子供はいつまでたっても子供なのだろう。

子供に弱い父親の姿を見せたくない。

自分なりの意地や美学でしかない。でも自分の信じた道を貫く。

子供の前で臥せった姿は見せない。そういう生き方をする。今回の闘病もそのつもりで再度挑む。

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